メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

マグメル(拾又之国)の中国での制作会社(中国の漫画は制作会社と出版社が別である場合が多い)である翻翻動漫の公式サイト。マグメルの放送後はほとんど更新されていない。細かな更新はあるものの、マグメルの放送開始直後のまま時が止まってしまったよう…

新年を前に書きたいことをすべてを精算しようとか焦らず、ちまちまブログの修正を続けていこう。

マグメルは昔あった中国の公式サイトが消滅してるくらいアニメは大失敗に終わった。中国では漫画は単体だと大きな商売にならず、映像化と連動してようやくうまみのある商売になるらしい。マグメルの復活を望みたいなら第年秒先生が日月同错なりなんなりで大…

何個か前の投稿に補足。 風の谷のナウシカのナウシカとラステルの遭遇について。 まず作中の経緯を確認する。風がひどく騒ぐ夜、トルメキアの軍用航空機が風の谷に墜落しそうになっていた。ナウシカは墜落を食い止めて軟着陸させるためにメーヴェに乗って航…

黒山村のエピソードでは、黒山村の住人(白家の人間や三眼)は宗族などの儒教的な道徳観の悪い部分(魯迅たちいう人食い的な部分)に縛られていた。しかし最後に白小小は親しくしていた村の子どもである阿毛たちから親の仇として殺されることを選んだ。子ど…

ナウシカ原作後半の展開はエヴァンゲリオンの人類補完計画の元ネタの1つかな。SFだと定番の展開でもあるから、明確な参照元というよりもあくまで影響を受けた作品の1つという程度で。

ニンジャスレイヤーの作者が本当はどこの人間かってのはぶっちゃけバレバレで暗黙の了解だ。詳しい検証を行ったサイトもいくらでも見つかる。でも作家がキャラづくりしてても、真実に気付いたからといって本気で怒ったりするような人間はそういないだろう。 …

黒山村のエピソードはテーマやコンセプトはわかるんだけど、出来上がりが意識高い系みたいなことになってるのが残念。三川は黒山村でテーマをはっきりさせたおかげもあるんだろうけど出来上がりもいい。 日本語版だと変にセリフを改変しているからシーンの辻…

黒山村の話で高皓光が瀕死の白小小を助けようとしている時、黄二果は肉体的にも罪状的にも白小小を助けるのは無理だとわかった上で付き合ってくれたのだと自分は思っている。日本語版の「アイディアは悪くなかったと思う」も中文版だと「你想到的那个方法,…

ぶっちゃけ医術なんて近年までトンデモばっかで犠牲者もゴロゴロ出てたような“治療法”はいくらでもあった。健康な人間の肉を食うとかは世界中で普遍的な発想だったらしい。明治時代の日本でも脚気の原因が栄養素(ビタミンB1)の欠乏と認知されず、伝染病と…

「one for all, all for one」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)は前半と後半がセットになってないといかがわしい言葉になる。 欧州では発祥が確かでないほど古くからある精神だそうだ。現代のアメリカでも盛んに使われている。

順番は前後するけど投稿先ミスったので再投稿。 原作のナウシカは序盤だと蟲使い(アニメには登場しない被差別民)を卑しいと感じていたりと潔癖な面がある。終盤は元々知っていた清濁の両面を完全に受け入れ、蟲使いのことも理解して行動をともにするように…

黒山村のエピソードでストーリーと直接関係ないけど納得しにくい部分について。日本語版と中文版で異なる部分はすべて中文版準拠。 屍者という化け物や超能力が現実に存在する世界で、西暦525年の屍疫のように住民の約半数の四肢が徐々に欠損していく異常事…

日月同错は概ね現代中国的な価値観に基づいたストーリーになるんだろう。現代中国的な価値観とはどんなもんなのか。 とりあえず中国のウェブ小説・ウェブ漫画では仙人とかは人気の題材らしい。中国哲学は不老不死に肯定的だし、人間が神仙の域にまで(霊的に…

ナウシカはなんだかんだ現実離れしたヒロイックなストーリーだから、ナウシカは多くの人類の命運を独断で決めてしまうことになる。女神というよりも悪魔かもしれないという視点は原作の重要な焦点になっているが、それでもナウシカが特別な存在であることは…

ナウシカの原作とアニメの違いについて書いた部分を訂正。それと改めて思ったこと。 ナウシカは原作だとはラステルと出会った時に巨神兵復活の鍵となる秘石を託されている。しかしアニメでは秘石が登場しない。アニメでは具体的なアイテムを託される代わりに…

ラステルはナウシカと同じ16歳。ナウシカはラステルの胸が押しつぶされて致命傷を負ってることを見て、救命処置を諦めました。#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/oKJnxVS7rb— キャッスル (@castle_gtm) January 4, 2019 ナウシカがラステルの胸元を見て驚い…

日本語版だと阿毛は初登場の時に白小小を「小小お姉ちゃん」と呼んで「父ちゃんと母ちゃんに叱られるわよ」と言われた。そして「小小お姉さまって呼べばいいんだろ」と応じた。 中文版での阿毛はこの時にまず「小小」と呼び捨てにして、両親のことに触れられ…

自分は現代的な資本主義の犬だし、宗教とは冠婚葬祭のときくらいしか付き合いはないけど基本的にはある方が益が多いと思う。 一応は仏教徒だけどディケンズの『クリスマスキャロル』が素晴らしい作品だということもわかる。

共産主義の基本理念は、身分的な格差も、経済的な格差も、その他の格差もない平等な社会をつくることだ。現実的な妥当さよりも政治的な正しさだ。ポリティカル・コレクトネス中のポリティカル・コレクトネス。 理念はそうだ。理念は。 格差の是正と団結に力…

白小小の「これでお終いにしましょう」という言葉の重みについて考える。 この言葉の直前、白小小は家の外に出ていた村の大人たちを皆殺しにして「終わったよ…」と笑っていた。しかし大人たちが1つの建物に隠していた子どもたちが飛び出してきて、阿毛が瀕死…

三眼のなにがやばいかって、あれだけ好き放題して何もかも滅茶苦茶にして死んだのに、本人はただ思考能力が著しく欠けているだけで悪意らしい悪意はなかったということだ。おそらく三眼の親玉かつ三眼の完全上位互換の不屍王も同じような存在なんだろうし、…

マグメルでクリクスが最期に両親と再会したのは幻覚だと思っている。それと同じように白小小が両親と再会したのも幻覚だと思っている。白小小の本当の望みは街で両親と幸せに生きていくことだったんだろう。 白小小は村の因縁に囚われて村の大人たちを皆殺し…

スクショ多すぎ① 運命論(再掲)

これは前の記事をそのまま再掲。 今までの屍者の13月の情報整理。スクショ多すぎなのでもし単行本が発売されるなら画像は削除する。もし権利者様からの申し立てがございましたらすぐに対応いたします。 屍者の13月は運命論・宿命論が重要な作品だ。 黒山村の…

運命ゲームの立ち回り(改)

前に書いた記事を修正して再掲。 屍者の13月(日月同错)のプレイングでは運命への複雑な立ち回りが要求される。馬朝師匠や姜明子のセリフを参考にすると、まず運命に真っ向から立ち向かうことは不可能。宿命から自由になるためには宿命を果たす必要がある。…

[第7話]屍者の13月 - 第年秒 | 少年ジャンプ+ 9/28 三眼は黒山村の村長と高皓光の口論を盗み聞きした後の第5話で、「やれやれ… 天は人だけじゃなく屍者の運命まで弄ぶもんだとはね…」(「唉唉! 天意不止弄人,连涅槃尸都不放过。」「やれやれ! 天意は人を…

拾又之国の日本語訳は滅茶苦茶だし、アニメは滅茶苦茶の上に滅茶苦茶だし、日月同错の日本語訳は滅茶苦茶だ。それでも第年秒先生の収入に繋がっているはずだから価値はある。 日月同错を考えるにあたって日本語訳独自の要素は一切考慮しない。 三眼の発言に…

if歴史ものだと戦後ソ連に占領統治された日本ってのも人気の題材だ。当然天皇制は廃止されるから天皇は処刑されてたり、亡命してたり、地下組織に潜伏してたり。

黒山村のエピソードにおいて、全ての元凶である三眼がまるで天災の一種のように扱われていることは初めて読んだときから感じていた。読んだばかりのときは三眼は天災みたいなものだから悪いのはあくまで人間と言いたいのかと思って釈然としなかった。でも第…

日本だと江戸幕府の開国派が勝利して今も江戸幕府が続いているifものは普通にやれるし、やっても政治的・歴史的信条を勘ぐられることもないだろう。でも中国で清朝の洋務派が勝利して清朝が存続しているifものをやろうと思ったら、満州族による漢民族の統治…