メモ帳用ブログ

色々な雑記。

ゴールデンカムイは最終回は好きなんだけど、樺太帰還以降のアシㇼパが民族について悩んだり杉元への恋心について悩んだりするパートがテンション下がるのに、両方ともふわっとした感じで終わらせられてカタルシスがない点はちょっと不満。民族のために生きるのが結論だとするなら、信仰の対象である自然や伝承は保護できても生活そのものは残せないって部分の掘り下げは欲しかった。アイヌは自分達の生活と結びついた環境としての自然を信仰しているんであって、自分達から切り離されて保護される自然を信仰しているのではないという気も。ただ、野田先生がゴールデンカムイのメインテーマに据えていたのはあくまで自然の素晴らしさで、ストーリーの要点はアシㇼパのおかげで北海道に自然保護区がたくさん作られたってところなんだろうと気付いたら腑に落ちたけど。