メモ帳用ブログ

色々な雑記。

この記事はトップに固定。 今でも本館の方にちょいちょいアクセスがあるから、本館での更新をやめた後で気付いた致命的な複数の誤訳についての記事を作ってないのが申し訳なくなる。こっちではメモ書きレベルだけどその件についての記事をたくさん作っている…

細田守監督の竜とそばかすの姫はテーマは好きだしぼくらのウォーゲームでいうオメガモン誕生のシーンは感動するんだけど、そこから先の展開がやりたいシーン優先すぎてメインキャラの頭がおかしくなってるのがちょっと。それまでもシーン優先で展開に説明不…

近世までは世界中で子どもが生まれたら半分くらいは成人できないのが当たり前だったわけだけど、そういう時代の人間の価値観は想像はできても、実感はできない。下手したら江戸時代の日本人の価値観より現代のアメリカ人の価値観のがまだ現代日本人の価値観…

最終回時点の月島はもし鯉登が隣にいなくても生ける屍として永らえられそうだけど、鯉登は月島が隣に居てくれなかったらまず数年持たないと思う。兄はとうに死に、父も死に、鶴見には置いて行かれてしまった。自分でそういう生き方を選んだ。月島に何かをし…

大切な人を亡くした罪悪感に浸って自分を責めることは、とりあえず今すぐ後を追うことを保留できるという意味で有効な生存戦略だと思う。遺された人間は、毎日、夜眠る前と朝起きた時、なぜ今日は後を追わないのかの言い訳を考えなくてはならない。後を追っ…

現在世界最強の軍事力を持つ国家は文句なしで、民主主義かつ自由主義かつ個人主義国家であるアメリカ。兵役も徴兵制でなく志願兵制。ただそんなアメリカにも徴兵制を取っていた時期はあるし、現在でも選抜徴兵登録制度という登録の義務自体は残っている。近…

うる星やつらといい、最近のノイタミナはリメイクが続くな。どれもクオリティは高いみたいで墓荒らしにならなそうなのが救いだけど。 不殺を貫くには舐めプ余裕で殺る気になったら殺れるくらい強くなければいけないという当然の理屈。エンタメフィクションな…

死者のために自分の人生を使うのと同じくらい、死者のために自分を許さずに生きていくのは単なる自己満足だ。本当に相手のために何かをしたいなら、相手が生きているうちに手を打たなければ意味がない。それでも実のところ自分のためでしかない悲しみに浸っ…

自分は一応仏教徒だけど霊魂とかあの世とか生まれ変わりとか信じていないから、死んだ人間に報いるとかはただ生きている人間が自分の罪悪感を和らげたいだけの言い訳だと思う。報いようが報いまいが死んだ人間には何の影響も及ぼさない。死んで無になった人…

少数派の尊重をしない多数決は民主主義ではなく全体主義だね。民主主義は民主主義で古代も近代も奴隷や植民地に支えられる市民社会を前提に成立したという現実はあるんだけど。市民革命を世界ではじめて起こしたイギリスも、2番目に起こしたアメリカも、3番…

第266話で鶴見とアシリパ・ソフィアの会話を盗み聞きしながら月島はこう考えている。 「日本繁栄のため極東への領土拡大」は 『戦友たちが眠る土地を日本にする』という目的だったはず 鶴見中尉の本当の目的とは まさか… 「妻と娘の眠るウラジオストクを日本…

もし第七師団の面々が日本繁栄のために死ねれば満足できるならそもそも日露戦争後の冷遇にも文句は言わんわい。第七師団の奮戦もあって日本は日露戦争に勝利できたんだから。国に尽くして血を流したのにそれに見合う報いが無かったから、鶴見の部下のほとん…

自分が人を殺す時を想像すると、恨みのある相手を殺すのは自分が汚染されそうで嫌だな。必要な時に必要なだけ人を殺すにしても、できれば見ず知らずでなんの感情もない相手がいい。本当に差し迫った時は恨みのある相手は嫌だとか贅沢言ってられないんだろう…

囚人たちの暴動鎮圧を名目にする以上、たとえ門倉が牢を解錠せずとも看守だけでなく囚人も皆殺しにすることは最初から決まり切っている。月島はつい甘っちょろい確認をしてしまったが、鯉登も宇佐美も網走監獄襲撃計画なんてものに参加した時から敵は誰一人…

結果が出たのか。鶴見、月島、鯉登、宇佐美は自分が投票したのが1位になっててちょっと嬉しい。

鯉登はあれでも作戦行動外で人を殺したことはないから、デーヴ・グロスマンの『戦争における「人殺し」の心理学』の基準でも、狼でなく犬の判定になる。ついて行った相手が相手だから作中のほとんどの期間は牧羊犬でなく野犬だけど。 やったことが全部明るみ…

個人的には合法と認められた殺人は許されるべき派だな。国際法に則った戦争を行う国で殺人を実行している兵士も同じく。人間には最善の道でなくとも次善の道を選ばなくてはならない場面はいくらでもある。 ゴールデンカムイは合法的な殺人で負った罪悪感と、…

ゴールデンカムイの鯉登は、最終回後も似たような状況になれば「泥棒猫は撃ち殺せ」というだろう。それは間違いなくひとつの正義で、ひとつの道理だ。鯉登は軍人としての己に誇りを持ち、「同胞のために身命を賭して戦う」ことが「軍人の本懐」だと語ってい…

ゴールデンカムイって、当初は戦争によるやむを得ない殺人で罪悪感を背負い込んでいた杉元や谷垣が新たな出会いによりその罪悪感を癒やされいくって基本方針はわかりやすいんだけど、その過程で自らの意志で殺人を犯すっていう余計罪が重くなりまくることを…

軍において責任は、命令を実行した者の側でなく、命令を下した者の側にある。 樺太編で谷垣は鶴見という鶴見勢力の最高指導者の許可を得て樺太先遣隊に加わり、その後も一応現場指揮官である鯉登の指示に従っていた。キロランケを殺害した際に私怨に後押しさ…

指揮官と兵士だと、力を借りて助けられているのは常に指揮官の方だと思う。指揮官は自分だけいても結局は何もできない。旗手と同じく、一応軍刀は持つけど小銃は持たないし普通は戦力にならない。任務が遂行できるのは兵士の力あってこそ。統計を取ると兵士…

ゴールデンカムイのアニメだと、第210話で佐渡訛りの男の肩章に連隊(聯隊)の番号でなく師団の番号である2が書かれているミスはどうするんだろう。 佐渡訛りの男は「新潟の第二師団の人間」と月島が言っているので、史実と照らし合わせると、仙台が本拠地の…

ファンブックの質問箱で野田先生は、もし白石が裏切ったら杉元はどうするのか、という質問にこう答えている。 杉元を殺そうとするか、あるいは死んでも構わないと理解しての裏切り行為なら先に殺しますよ。 殺意あっての裏切り行為は敵対行為に等しい。敵だ…

あの後ロシア革命が起きたからドサクサに紛れてごまかせたんだろうけど、ロシア軍としてはヴァシリの扱いどうなってたのかな。不法入国者と戦闘中に姿を消した、しかも他の兵士は死体が発見されているとなると限りなく戦死の可能性が高い戦闘中行方不明? た…

尾形に山猫という言葉が初めて使われるのは茨戸編だ。茨戸編で初登場する夏太郎に夏の字が入ってるのは山猫は眠らないだけじゃなくて山猫の夏もちゃんと知ってますよってさりげないアピールな気がする。 ゴールデンカムイは主に北海道を舞台にしたウェスタン…

ゴールデンカムイの罪悪感はやはり第39話の杉元と辺見の会話が作品全体の基準になるだろう。 辺見: 忘れられないのは罪悪感なのでしょうか? 杉元: せめて忘れないでいてやるのが俺の償いさ 俺には俺の殺さなきゃいけない道理があった 必要ならば鬼になる…

そういえば、いくら鯉登でも尾形が鶴見を寝取ったみたいな意味で「泥棒猫は撃ち殺せ」と言ったんじゃないぞ。尾形は第七師団を裏切ったし、杉元たちを裏切ったし、現在アシリパを誘拐している、アシリパ確保が任務の我々は尾形たちを殺すしかないぞ、と杉元…

鶴見と鯉登より、鶴見と尾形のほうが能力値の傾向は似ているように思う。鶴見も尾形も指揮官志望だけど諜報員向き。 鶴見に憧れていて最終回後も鶴見の後継者になったつもりだろう鯉登びいきの自分からすると、逆説的に尾形に嫉妬する部分があるような…。

そういえば、『山猫は眠らない』って邦題は日本で勝手につけたもので、原題は“Sniper”。しかも“Sniper”の主人公に山猫の異名があるとかでは全然なく、公開当時にヒットしていた小説の『山猫の夏』にあやかったもの。『山猫の夏』の主人公の異名は山猫(オス…

尾形の実質的な死因はアシリパの毒矢だ。でも色々と納得して自決したおかげで杉元・アシリパに負けたような印象にならなかった。最低限尾形の面目は保たれたと言っていいと思う。