教会で劇場を行った鶴見がなんの意図もなく五稜郭のあの建物に鯉登を連れて行こうとしたということはありえない。その仕打ちのために鯉登は鶴見について行くことができなくなった。あそこでの鶴見の発言は、雑誌版の「いいだろう 殺しなさい」だろうが、単行…

20世紀は戦争の世紀と呼ばれるけど、実は中世とかに比べたら全然人間が人間を殺していない。暴力を権力が管理するようになって人間は良くも悪くも大人しくなった。古代の人間がどの程度殺し合っていたのかは史料が限られるため意見が分かれる。

月島に限らず、鯉登も、鶴見も、杉元も、アシㇼパも、尾形も、ほとんどのキャラは前半、精々樺太編までのキャラ性でファンがついていると思う。自分は樺太編が終わってからの月島・鯉登・鶴見のドラマも好きだけど、樺太編までで好きになっていたから興味を…

野田先生のファンブックでの月島に対する「カッコいいですよね。（中略）単に冷徹で鶴見の命令に機械的に従うだけの人間は薄いと思いますよ。痛みを抱えてないと」というコメントは非常に肯ける。ただ機械的に命令に従うだけでは本人の意思が介在していない…

ナウシカのクシャナ殿下だと普通にクロトワとの掛け合いがときめくけど、もののけ姫のエボシ御前だとゴンザよりおトキさんとの掛け合いのほうがときめく。エボシ御前が倭寇の頭目である夫を殺して金品を奪い、故郷に帰ってきた際についてきた倭寇がゴンザだ…

自分の野望に向けて部下たちをグイグイ引っ張っていくトップダウン型の組織を作った鶴見に対して、鯉登は部下たちに支えてもらって部下たちのニーズを汲み上げるボトムアップ的な組織のリーダーになるんだろう。軍隊はそもそもがトップダウン型の組織の典型…