二郎はとても戦前の男には珍しい愛妻家で、病身の妻を気遣ってはいる。でも大河でさえ渋沢栄一の女性関係を省略してしまうような現代だと、それでも物足りなく見えるのは否定しにくい。 仕事中に夜通し妻の手を握ってくれる戦前の男なんてそういないんだろう…
風立ちぬの二郎がもし国を憂う愛国者だったら、当時の政権や軍に物申して国家弾圧を受けたかもしれない。作中でも言及されたユンカース博士のように。これを教えたカストルプ(ゾルゲ)は、自分の協力者になることを期待して二郎に接触してみたと考えられな…
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