メモ帳用ブログ

色々な雑記。

今期アニメはどろろが期待通りにいい感じ。ペース1クールにしては展開がゆっくりめだと思ってたら2クールらしいという噂を見た。もし本当なら嬉しい。
OPは本編の今風の絵柄と原作の絵柄の中間な感じで面白い。鼓のポンって音に合わせてどろろが指を上に上げるカットがお気に入り。

百鬼丸が無口キャラになってることで、自分にとってはテクノライズを思い出したり。義肢の主人公と少女。主人公の義親的な義肢の開発者。テクノライズは義肢を受け入れる過程が主人公が自分の人間性を取り戻す過程。どろろの場合は基本的には百鬼丸が人間の肉体を取り戻す過程が人間性を取り戻す過程だけど逆に失うものも多いっていう部分があって、今作のアニメではそこを強調しそう。

すでに妖怪を退治すると醍醐の国の加護が失われるきな臭い描写があるし。顔が戻ったことで肌に一本線の傷がつけられてしまうとか、聴覚が戻って殺した相手の妹の泣き声を聞くとかいかにも。顔の傷は古橋監督繋がりでるろうに剣心追憶編を連想したけど、これは意識的にやった部分かな。新アニメ版どろろは今のところるろうに剣心追憶編・星霜編と被るところが多いだけに、意識的に前半は寄せつつ後半では違う方向を目指してくれると嬉しいかも。追憶編はともかく星霜編は、もちろん古橋監督なりにるろ剣に対して熱意と愛情を注いだ結果なんだろうけど、原作の重い部分を真面目に追求した結果とんでもない回答が出されてしまったので。

新アニメ版のどろろもこれまでのどろろ同様に弟・父との対決は避けられないだろうけど、救いの残る感じだといいな。

るろうに剣心追憶編だと一番好きなシーンは第四章で巴が許嫁の清里の亡霊と再会して、残された椿の花を見つめる場面。第一章で剣心が清里にせめての手向けとして椿を乗せて行ったことと合わせて印象深い。あと邪悪な見方だけど、剣心の声優が宝塚出身の女優さんなので巴との会話はちょっと違う意味で色っぽさを感じてしまったり。

女の個人的な好みだと巴派だけど、明るい薫と剣心が出会うことに意味があるのがるろうに剣心だから、やっぱり星霜編は色々やり過ぎ。

どろろでは回想でなく現在進行形で、OPの扱いから見ても力を入れてみおと百鬼丸の話をやるんだろうけど、その後もどろろとの旅を続ける中で前を向けるようになるようなエピソードをやって、それをラストに繋げてほしいところ。