メモ帳用ブログ

色々な雑記。

さらざんまい第二皿見た。小説もそこまで既読。

カワウーッ ソイヤァ! ソイヤァ!

アキオカー枠だろうと思ってたけど、女性受けの良さそうな若い美丈夫(小説の記述より)2人でここまでギャグをやっていいのか!?いやすごく笑えるけど!胸から心臓を掴み出すカットの演出とか見るに、アキオカーだけでなくて、ウテナとアンシーの要素を混ぜ合わせて分けた感じでもあるような(絵的にはピンドラのが近いかも)。悪役なのは、元いた世界に囚われたままなのか、逃げ出した先で闇落ちしたのか、それ以外なのか。カワウソイヤァのパートはノベライズだとお耽美に記述されていて、先に読んだ人だと映像に余計びっくりしたんじゃないだろうか。一応当人たちはカワウソイヤァの最中深刻なことを考えているらしい。

本編は何も言うことがないくらい面白かったです。

一応細かいところでは、猫泥棒っていうなまじリアリティがあるだけに拒否されやすい主人公の一稀の行動を、ぶっ飛んだ犯罪者の久慈悠が自分と同じ行動として扱うことで相対化して、受け手にもそういうものとして見れるようにしたのは上手いなと思った。一稀と悠が猫を追いかけている時の「春河は僕の……大事な弟だ」「……猫を諦めてやってもいい」 はいいやり取り。今の所蚊帳の外気味の陣内燕太はちゃんと犯罪行為にツッコんでいるのも、ブラコン犯罪者である2人の立ち位置を明確にしていて、かえって生暖かく見守る気になれる。

猫のカパゾンビのモデルはEDにも出てる実在のオブジェか。

燕太、寝ている一稀にキス。やはりこいつはガチだったか。姉が完全にユリ熊嵐の百合ヶ咲るるデザインだし、陣内姉弟合わせてるる・みるんオマージュかな。やばいところだけ抽出したのが燕太。自分はとりあえず報われないの前提で燕太推しで行きます。その上で燕太と悠が普通の友達になってくれるとなお嬉しい。3人組のいいところは円陣を組んだとき手を繋がない組み合わせが出ないところだと思う。

久慈悠(とおい)は兄の誓(ちかい)と合わせてピングドラムの高倉冠葉と剣山オマージュかも。久慈家は普通に血縁っぽいけど。

一稀は主人公だけあって完全新規かな。弟は別居とかじゃなくて普通に一緒に暮らしてた。一稀が春河に異様に思い入れていて、 燕太がその思い入れ自体は理解しているっぽいのは、何か事情があるのかも。 春河が実は病気だとかそういう感じ?