メモ帳用ブログ

色々な雑記。

まだギリギリ最新号のゲッサンのMIXの感想少し。

原田正平が記憶を蘇らせる時(=投馬がポスト達也として認められる時?)っていうのがひとつの転機になるんだろうけど、いまのところ見通しは立たず。解説要因の竜一から情報を読者に向けて引き出すのがさしあたっての役割。

投馬は紅白戦の勝負をきっかけにとりあえず兄弟について考えてみている。前回走一郎からストレートで三振を取ったのも、答えはまだ出ないなりに正面から向き合おうとしたということかな。投馬から見れば、小学生までは野球の実力がずっと上だった走一郎に自分が追いつけたのは音美のおかげ。音美がいるから投馬が活躍できるというのはこれまでも繰り返し描かれている。こういう点は上杉兄弟のセルフオマージュ。走一郎も投馬から音美への視線には気付いてて、男女の仲としても2人を見守るつもりらしいけど、まだ実際は芽生え以前くらい?あと走一郎はかなり早い段階から投馬は自分より素質が上だと思っていたようなので、その点でも認識のすれ違いがあるっぽい。

走一郎は現在音実に愚痴って、春夏にひっぱたかれて、と青春の迷走中。それでも投馬から実力を念押しされたり春夏の母親から脈があるかもと言われたりでフォローは手厚い。同居の兄弟かつバッテリーなので本当の激突はできないという点がこれからどう転がっていくのか。MIXはこれまでのあだち漫画にも増して内憂のほうが外患より目立つ作劇。春夏の母親から三兄妹の外部である春夏の話でも聞ければまた変わってくるかな。

関わりそうでまだ関わってこない千本木と、再会しそうでまだ再会しない西村父と原田。時が来るまではぐらかし続けるのがあだち漫画なのでとりあえずは待ちの姿勢。