メモ帳用ブログ

色々な雑記。

うぇぶりのH2の前々々回「ひかりさんの前で――」と前々回「今日 時間ある?」と前回「デカい夢…か」

「ひかりさんの前で――」の後半で、今まで涙を見せなかったひかりが幼なじみの比呂の前で泣く。そして自転車に乗る英雄がそれを見ている。これは甲子園で敗退した直後に比呂がひかりの前でだけ泣き、自転車から降りた春華にそれを見られていたのと同じ構造のシーン。どちらのシーンも泣く方も付き合う方も辛い。さらに見ている方も辛い。

「今日 時間ある?」では思い出の空き地が工事で消えていく。別れ際のひかりのキス(ほっぺた?)と「比呂と幼なじみでよかった。さよなら。」という言葉。この場のというよりも人生で別の道に進むことを意識したニュアンス。

「デカい夢…か」 では春華がみんなの進むべき道について話す。春華の夢はスチュワーデスになること、ついでに大リーグに行く比呂の乗る飛行機を担当すること。この時点では同意も否定もしていない比呂だけど、最終話では控えめながら同意する。春華の夢がスチュワーデスだというのは通常版コミックス第8巻収録の「お見事でした」で出て以来何度も触れられ、ついに最終回の結論へ結びつく。「あれは伏線というより、何気なく言っておいたのを引っ張り出してきた感じですね」( あだち充 『おあとがよろしいようで』 小学館。より)。