メモ帳用ブログ

色々な雑記。

主人公の動機で言うなら、マグメルの場合は明かされるのが第19話とエンタメ作品としてはかなり遅め。前にも書いたことあるけど、そのせいか明かされるまではあまり楽しめてなかった。前作の5秒童話は面白かったしコマ割りがうまいし、ついでに好きなケルト系の用語も使われてるから、一応読んでおくかくらいの感じ。

ん……
そうだな… なんて言ったらいいのか…
冒険者は自分の意志で危険に飛び込んでいくよね
冒険は命を懸ける価値のある物さ
それで命を失っても冒険者たちは幸せだろう 夢に死ねるんだから
でも帰りを待つ家族は違う 彼らはただひたすらに冒険者たちの無事を祈ってる 俺はそんな彼らの力になりたい …それだけさ

でも遅かった分、上に引用した台詞で動機が明かされたときのスッキリ感は高まったかも。ヨウってヘラヘラしてるように見えて真剣な思いもあったんだって感じられて好感度も一気に上がった。それまでも、変化球なエポナの涙のエピソードで対象者を「救った」のも含め、仕事はきっちりこなしてたし。第1話みたいに、最初から手遅れでもない限り格好良く対象者を救助する仕事人ぶりがヨウの基本姿勢。冒険者の家族のためという動機は第75話でも改めて確認されたりと、拾人者になってからのヨウにとって根幹であり続ける要素だ。

実はヨウの好感度の影響を直接的に受けるのがゼロの好感度。ゼロは基本的にヨウと共依存的で他者を攻撃するキャラだし、あくまで表面上だけだけどありがちオタク向けキャラっぽく見えるから(日本語版ではアレンジされた口調のせいで余計に)、ヨイショしてる相手のヨウが好きになれないと同じく好きになれない。ヨウの別の面を見せる役割も担えない。好感が無いうちにゼロ萌えエピソードをやられたり過去の掘り下げをされても全く興味を持てないので、ヨウの好感度が上がってゼロの好感度も上がって、クーとの絡みで今までのレギュラーキャラの別の面が見えるようになった後で、ゼロとヨウのデートと2人の過去の回想をやるのは構成上の必然的。