メモ帳用ブログ

色々な雑記。

自己投影っていうのは本来、自分が相手を嫌っているから不快になるのを相手が自分を嫌っているから不快になるんだと責任転嫁したりするような心の働きを指すそうだ。自分が相手を好きなのに、相手が自分を好きに違いないと取り違えるのも自己投影。自己投影って、フィクションについて語る時は共感、とりわけエンパシー(自分と似たような立場の人間の感情を察する)とごっちゃになって使われることが多いからややこしい。同じく共感と表せても自分と違う立場の人間の感情を理解する場合の英語はシンパシー。自己投影と混同されてるせいかエンパシー的な感情をフィクションに持つこと自体を恥ずかしがる人をネットで見かけるけど、エンパシーが全くない人はサイコパスとか人格障害とか。適度な共感は人間の本能だし生きるのに不可欠なもの。逆に共感が過剰な場合も不安障害などの別の病気を引き起こしやすいらしく、心の働きで一番重要なのはやっぱりバランス。