メモ帳用ブログ

色々な雑記。

『クッダカニカーヤ』(Khuddaka Nikāya)の「長老尼の譬喩」(Therī Apadāna)の第22章「キサーゴータミーの譬喩」(Kisāgotamī apadāna)には、釈迦が、我が子を亡くしたキサーゴータミーという女性に対して、「死者を出したことの無い家からカラシの種をもらってきたら、その子が生き返る薬を作ってあげよう」と言う場面がある。キサーゴータミーは家々を回り、どの家にも生老病死というものがあることを知って、釈迦の弟子となった。
方便 - Wikipedia

こういういかにも先生が子どもに読ませたがるような教訓話はもちろん、エンタメでもお話の予習復習効果はバカにならないもんだ。
この話って、カラシ(芥子)をケシ(芥子)を書いているサイトもあって、wikipediaが正しいとも限らないしどっちだろうと思っていたら、記憶通りカラシでいいみたい。芥子には細かいもの、塵、ゴミ、という意味もあって、カラシもケシも種は非常に細かい。
キサーゴータミー説話の系譜
パーリ語本文も引用している論文だから正確な情報だろう。