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色々な雑記。

2022-06-26から1日間の記事一覧

前読んだ本によると、江戸時代、地方の名家でも全国上流階級サロンみたいなところとの結びつきが強い家では現在の標準語に近い言葉を話していたらしい。ともに薩摩出身だけど、花沢家はそういう名家の系譜で、鯉登家は地域密着型の名家の系譜ということなの…

方々で言われていることだけど、鯉登平二が最後に船に残ったのは覚悟の自殺だろうね。生き残った部下たちと、もし叶うならば息子の罪も自分が背負うために。少なからず親友の最期も意識しつつ、自分の死が親友と違い部下たちの責任にされない方法を考えた。

事の次第がすべて明らかになった今、第103話『あんこう鍋』を読むと、平然と鯉登に嘘を吹き込んでいる鶴見と、真相を知っているのに涼しい顔で鶴見に話を合わせている月島が凶悪すぎる。

もし樺太から帰還する駆逐艦の中で、鯉登音之進少尉が鯉登平二少将に自分の誘拐事件の真相や第七師団長花沢幸次郎中将自刃の真相を暴露していたら、鯉登平二少将が鶴見篤四郎中尉を見逃せたはずがない。 音之進は鶴見を慕っているから自分の誘拐については不…