メモ帳用ブログ

色々な雑記。

面白く感じれる作品っていうのは結果論にしろ作者のフォームがキッチリできてて、それが自分のツボにハマる作品なんじゃないかと思う。天才系の作者に限って何も考えてなかったけど結果的に上手く行っただけだと証言したりする。ただ、他人が安易に真似しようと考えるもんじゃないとも思う。例えば、野球でも測定機械の精度が全然な頃から実は160km投げられた投手はいたらしいけど、大昔にそれができたのは最初からたまたま正解のフォームにたどり着いていた人間か、自分なりの研究がやっぱりたまたま上手く行った人間だけだった。今ではスポーツ科学やトレーニングの発展のおかげで全体のレベルは昔よりずっと上がっている。選手が戦況を瞬時に判断する勘っていうのも、センス・型・戦術を言語を伴う必要がなくなる程に徹底的に叩き込んだ末の賜物で、実戦では何が起きるかわからないからこそ意識的・無意識的な練習は重要。いわゆる要領がいいっていうのは無意識に最適なトレーニングができていること。子供の頃から無意識に苦もなく最適な反復ができていて、物理的・器質的な問題がなければ、それが才能と呼ばれる。創作の場合、ハリウッド映画のエンタメ路線が一番科学的に研究されている分野だろうし、結果もある程度出てる。でも、作品のウケってスポーツの戦術より多様だし、一点突破の爆発力が完成度よりも大切だったりするから、余計に難しい。ちゃんと腕を上げる努力ができているのか、スポーツでいう変な癖をつけるだけの間違った反復をしてしまっただけなのかも、結果しか判断してくれないわけだし。ウケより自己表現を優先していたら結果的に大ウケなんて話も珍しくない。