メモ帳用ブログ

色々な雑記。

MIXのアニメ、1クール目のOP・EDがすごく良かった分2クール目の新OP・EDはどうなるのか気になってたけどちゃんと良かった。

この部分は原作だと、赤井兄弟の回想で途中まで微笑ましくてのどかな光景と思わせて、銛の先で息絶えた魚のアップで終わることで不穏さをにじませてるところが好きだった。現在は険悪な兄弟の関係の漠然とした不穏さを示唆していると考えていいところだろうけど、2人が傷付きあうこと覚悟で反発しながら成長していく予感とも受け取れるし、生き物絡みでこの先関係が破綻することになる予感として受け取ってもいいのかもしれない。

あと赤井兄の印象がまだ良くなくて健丈もどんなチームかわかっていない状況で、健丈エースの喜多が投馬にデッドボール→投馬と赤井兄、走一郎と今川の不穏な会話→健丈の監督のブラック発言→思案顔の赤井兄→ガラの悪い轟のヤジ→不快そうな赤井兄ときて、健丈はH2の栄京やクロスゲームの大門監督率いるチームみたいなヒール役で赤井兄の離反フラグ?と思わせてからの、ベース側に立つ喜多→三振しての「ナイスボール」→感心したような走一郎→僅かに口元を緩めたような赤井兄、と喜多のデッドボールは本当に事故だろうし、健丈は爽やか清廉潔白系ではないけどいいチームだと思わせてくれる流れも好きだった。学校の名を上げるために監督も選手もかき集めて戦略的に作られたチームだったりと、健丈はクロスゲームの大門時代の一軍をギリギリまでオフホワイトにしたチームな印象。

アニメは赤井兄弟の回想や立花家の母親が澤井圭一の遺影に語りかけるシーンでたっぷり間をとってくれたのが良かった。

それにしてもあだち漫画は、ようなとか、印象とか、予感とか、微妙な味わいで受け取り方が難しい部分が多い。あだち先生もインタビューでよく言ってるけど普通は4番を打つようなタイプの漫画ではない。それなのにエンタメとしてヒットしてるのは女の子の可愛さとか主人公の活躍(特にタッチ以降はエースとして大活躍)とかのわかりやすい面白さもしっかりしてるからなのかな。