メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-10-18から1日間の記事一覧

樺太編がアシㇼパにとってアイヌの命運について考えるようになるための章だったように、鯉登にとっては指揮官として部下について考えるようになるための章だったのだろう。父親はそれを願って送り出したし、その通りになって帰ってきた。鯉登はフチのコタン…

函館で鶴見のやりたかったことについて考えてみる。 鶴見は中央のスパイだった菊田を殺害し、さらに金塊が土地の権利書に変わっていると知った後も、部下たちの前では北海道の開発を行うためには土地権利書が必要だと演説した。だがそれは本心ではないだろう…

ある目的に対してある手段を取って犠牲が出た場合、却ってその手段に固執してしまうのが鶴見・月島で、目的はそのままでも手段を考え直せるのがアシㇼパ・鯉登だというのはわかる。危険そうだから金塊を封印したけど、白石がそれであっさり成功してしまった…

野田先生が連載を通じて重視してきた「フェア」を体現するのが杉元とアシㇼパの関係なんだと思う。だったら自分はアンフェアでいい。鶴見と月島みたいなアンフェアは嫌だけど、鯉登と月島みたいなアンフェアがいい。好きな人がいたら守ってやりたいし、相手…

鶴見は目上の人間に取り入り目下の人間にパワハラするのが得意。 ところで尾形だけじゃなくて鶴見もかなりシャア。

ゴールデンカムイは登場人物の望みが軒並みストレートに叶っていない。全く叶っていないわけではないが、捻れて叶っている。 主人公の杉元からして、梅ちゃんに目の手術を受けさせるために金塊を手に入れる→梅ちゃんの目の治療費は現在の旦那が出していたが…