メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-10-21から1日間の記事一覧

アシㇼパは金塊さえなければみんなが五稜郭に留まらずに逃げられて、死なずに済んだと考えているんだろう。でも土地の権利書を持っている者がイニシアチブを握れるらしい作中の描写を尊重すると、その場合はその場合で権利書を巡って殺し合いが起きるだけで…

金塊を手に入れてもめでたしめでたしのハッピーエンドにはならないというアシㇼパの認識は正しい。むしろそこが夢を叶えるためのスタート地点だろう。でも土地の権利書を手に入れたところでそれは変わらないような。権利書には土地の所有者はアイヌとだけ書…

読み直して鶴見勢力が第16話の100名弱から五稜郭攻囲戦までの約1年間でかなり増えているのに気がついた。第289話で「鶴見陣営の歩兵155名」というナレーションがある。この歩兵155名には駆逐艦に乗ってきた64名に加えて札幌から汽車に乗ってやってきた兵士も…

政治的判断は個々人の感情が寄り集まることにより導き出される。だが個人の感情で政治を動かしていいのは封建領主までだ。日本だと幕末かせいぜい西南戦争まで。ゴールデンカムイは指揮官がかなり封建領主じみた扱いをされているけど、それでも近代が舞台だ…

鯉登は最後まで鶴見が高飛びを目論んでいることに気付かなかったはずだ。もし気付いていたら、月島を解放してくれと頼んだタイミングで土地の権利書を持っている鶴見を撃たなくてはいけなかったからだ。鶴見の高飛び計画が作中で明かされるのはこの直後であ…

姉畑は生物を愛していると言いながら、コトが終わった後に後ろめたくなって相手を殺してしまうような目的に執着したところがゴールデンカムイ的には失格行為。開き直ってればいいのかというと、ジャックを見る限りそうでもないけど。 ゴールデンカムイ的なル…

ゴールデンカムイは基本的に誰の正義にも一理あるからどれを実現するかはサバイバルバトルで決めようというスタイルだ。ジャック・ザ・リッパーのようなあからさまな悪はともかく、どの正義が正しいのかを決める戦いではないし、そういう漫画でもない。 鶴見…