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色々な雑記。

文化の流行は豪華→シンプル→豪華→シンプル…を繰り返すものらしい。

日本の土器の場合は縄文土器土偶(豪華)→弥生土器(シンプル)→埴輪(写実的でやや豪華)で以後は陶器に。専門家が見れば縄文土器弥生土器の中でもより細かな様式の豪華さの変遷があるのがわかるらしい。縄文土器の豪華さの頂点は火焔型土器で、多くの現代美術家のインスピレーションの源になっている。

中国の商(殷)の時代に作られた祭祀用の青銅器それにも似た方向性の豪華さがある。古代にこういうウネウネ・グルグルの文様の時代があるのは世界中で共通しているという。現代でも古代から大きく生活様式を変えていない民族はこうした文様を保持している場合がある。中国では青銅器の文様は商から周に王朝が交代すると途端にシンプルになる。文化の衰退なのか流行の交代なのかは専門家でも見解が分かれるところ。商の生贄文化が終わったことと関係しているという説もある。