メモ帳用ブログ

色々な雑記。

民話でいう、試験をクリアすると魔法の手段・仲間も主人公の力として扱えるって構造は本当にほぼすべてのエンタメにあてはまる。

チームものでなく単独主人公の場合では素人主人公もので特に顕著になる。素人主人公は大抵の場合ものすごい成長スピードで経験者を追い抜いていく。だってそれがエンタメだから。その場合でも主人公が才能だけでのし上がったように見えると反感を買いやすいので、主人公が努力して実力をつけたと言い訳できる余地は必要。現実的には的確で地道な反復練習に勝る努力はないとしても、それからエンタメだから。そこで出てくるのが特訓イベント。辛くて短期間の特訓を見事クリアすれば物語上でのパワーアップの正当性が手に入る。伝説的な腕前だが偏屈な戦士やコーチの下に押しかけて、難題をクリアする代わりに技のコツを教えてもらう、というのが典型的なパターン。もしくは難題をクリアすることでより性能の良い武器や道具を授けられたり。