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自分に厳しく他人に甘く、は基本的に美徳だけど、そこに付け込んでくるロクデナシがいるから程度を考える必要がある。特に有事の際には。
それでもやはり、自分に甘く他人に厳しい不実な行為を繰り返す者は信頼を失う。国だってそうだし、ことによると手の内が研究され尽くしていてメンバーが固定されていて逃げようがない国のほうが人間より厳しいかもしれない。これまでに完全無欠な地上の楽園を謳った国は中身がないからこそ信者に都合のいい幻想を抱かせられたところばかりだ。身内は騙せるかもしれないけど身内しか騙せない。実態のある者には客観的に把握できる長所と短所がある。
ウクライナ侵攻でさえ、問題を素直に認めて改善の意思を見せるウクライナと、あらゆる問題をフェイクニュース扱いするロシアとじゃ、国際社会の反応に雲泥の差が出ている。