メモ帳用ブログ

色々な雑記。

キロランケの言っていた「いや結構無駄なことしたな」の無駄が人生でもストーリーでも豊かさを産む部分だ。
ほとんどのストーリーが終盤になるにつれて作品を閉めるために無駄を減らさなくちゃいけないし、ゴールデンカムイもその例外ではなかったんだけど、それでもお産回みたいな豊かな話をちょうどラストに差し掛かる直前でやってくれたのはとても嬉しかった。
どんな力も学問も、人間のなす業はすべてがこの無駄を守るために使われなくてはなんの意味もない。真に客観的で科学的な人生の意味なんてこの世には存在しないのだから。