メモ帳用ブログ

色々な雑記。

とりあえず今は鶴見が列車で「道連れには出来ん」と言った時の心情をなるべく把握したい。把握した気になったら野田先生直々のコメントで不正解だと発覚してもいいから。
鶴見は「この列車ですべて片を付けて五稜郭に戻るぞ なぜかって? 北海道を立ち去る前にひとつ確かめることがあるからな…」と言っている。杉元たちと会話して五稜郭に金塊が残されているか確認するのは予定外だったことがわかる。こう呟いた時鶴見は1両目の前方にいた。尾形がアシㇼパに射たれた時もそこにいた。尾形が落下したときは炭水車を通過し終わって機関車本体(先頭部分)にいた。「…尾形百之助」と(悲しげに?)呟き、炭水車を通過して炭水車と1両目の境まで戻り、連結を外す。「道連れには出来ん」と言う。炭水車にいるところをアシㇼパたちに目撃され、機関車本体で迎え討つ。
鶴見は炭水車を行ったり来たりしている。


郷愁の蒸気機関車(1ページ)|車両|トレたび - SL函館大沼号、SLばんえつ物語、SLやまぐち号、SL人吉

官営幌内鉄道を走った兄弟機関車たち | 小樽市
モデルになった機関車は小樽市総合博物館のしづか号。車両に横書きで「しづか」の文字が書いてあるのがわかるコマがある。しづか号は機関車本体と炭水車が分離可能なテンダー機関車だが、この型で走行中にその部分の連結を外すことは現実的ではない。


国鉄7100形蒸気機関車 - Wikipedia

だから機関部にいた鶴見が、尾形が杉元たちに始末され次第すぐに連結を外せるよう待ち構えていた、ということはありえない。
問題は「…尾形百之助」と呟いた時になぜ鶴見は機関部にいたのかだ。
一番説明が簡単なのが列車を暴走させるために石炭の補充などをしようとしていた可能性だ。スピードを上げる程度の簡単な操作を行う場合も含む。直前で道連れを思い直したという自分の従来説を修正する必要がない。
列車の操作はしていないが、単に離れた場所で尾形と杉元たちの戦闘の様子をうかがっていただけの可能性もある。成り行きによっては杉元たちの方と戦うのに備えていた場合も含む。こちらも従来説の修正は必要ない。
逆に列車を止める気だったとする。何も言わずに列車を止めて逃亡を図れば尾形に狙撃される。尾形に遠距離攻撃されればなすすべがない。だから尾形が杉元たちに勝利して自分の元にやって来たところを短時間で説得できなくてはいけない。これはさすがに無理がある。尾形と杉元たちが相討ちになった場合も列車を止められる。だが落ちた尾形を見た時点で、確かめるまでもなく杉元たちが生き残ったことを理解して連結解除を行っているので、相討ちを期待していたとも考えにくい。