メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-06-09から1日間の記事一覧

後で加筆予定。 罪悪感が生じないことと、生じた罪悪感を乗り越えられることには天と地ほどの差がある。 ゴールデンカムイの罪悪感を巡る議論は複雑だ。まず最も描写の多い主人公・杉元佐一の持つ罪悪感やそれに纏わる感情を把握する。そこで得た知見を通じ…

もし鯉登平二に素直になる勇気が少し足りなかったら、鶴見以外は誰も信じられず鬱モードが前面に出ている鯉登音之進、鯉登と背中を撫でてやるような関係が続いている尾形、自分のせいで鬱モードになった若者のお付きになって精神崩壊が加速する月島、平常運…

第139話の鯉登平二と杉元佐一の会話からして、アシㇼパ・鯉登音之進・花沢勇作は作中で旗手のような役回りを期待されるキャラクターということでいいと思う。 ウイルクはアシㇼパを積極的に敵を殺す旗手というか旗頭にするべく育てようと思っていたが、幼い…

偽造された花沢中将の遺書の内容からして、鶴見が鯉登平二少将に求めた役回りは大義のために戦死した息子を誇りに思う父親。 そうなると、鯉登音之進誘拐の時に鯉登平二が大義より息子を優先したのはとっさに利用できた計算違いだったはずだ。おそらく当初の…

鶴見が鯉登にやや冷淡なのって、最初から計画が長引いた場合は少尉のうちに殺しておく予定で部下にしたからってのがありそうな気がする。普通の陸軍なら鯉登を生かしとくとすぐに階級で追いつかれるのは目に見えていて、そうなると指揮系統が捻れてしまう。 …

ファンブック記載のスペック的にも、作中の描写的にも、もし月島が本気で鯉登を殺そうとしたら鯉登は対抗しきれず殺される。鯉登も彼我の力量差は把握しているだろう。その上で月島に何度も正面から向き合っているんだから胆力がある。同時に揺るぎない信頼…

論理学では、命題には逆・裏・対偶という3種類の対がある。 逆・裏・対偶の関係|数学|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座 これを使って鯉登平之丞・音之進兄弟と尾形百之助・花沢勇作兄弟を喩えると、 鯉登音之進を基準の命題にするなら、 鯉登平之丞が逆、 花…