メモ帳用ブログ

色々な雑記。

アンチテーゼはほぼ一般用語化してるから使ってもそんなに恥ずかしくないけど、ジンテーゼとかアウフヘーベンはいかにも賢しらぶりたい感じになっちゃい過ぎて使うと恥ずかしくなる。謎の自意識過剰。現実でやろうとすると往々にしてただの玉虫色に陥るとしても、弁証法は好きな考え方だけど。

あだち漫画はアンチテーゼ的な漫画とも、王道的な漫画とも言われるけど、自分は弁証法的な漫画と言えるんじゃないかと思う。軽く茶化しと冷やかしの視点を入れることで熱さをより際立たせる作風自体もそうだし、タッチの最後の須見工戦での、達也と和也が全く別の人間であることを明確にした上でのあの関係の決着の仕方とか、かなり弁証法的。