メモ帳用ブログ

色々な雑記。

謎生物的な

『BURN THE WITCH』のドラゴンみたいな謎生物的な存在は好きだ。正体不明なモンスター系やぬいぐるみみたいなマスコット系も良いし、生々しいクリーチャー系も素敵だ。

鼻行類 (平凡社ライブラリー)

鼻行類 (平凡社ライブラリー)

 

 実在しそうでしない謎生物といえばハラルト・シュテュンプケ(ゲロルフ・シュタイナー)先生の『鼻行類』が有名だし、自分も読んでワクワクした。動物学者の創作した生物だけあって細かい説明のリアル感がいい。厳密な生物学の立場からツッコミを入れた本もあるんだけど、そういう厳密な考証の立場から論じられるような本なのだ。自分が一番好きな鼻行類は新書版の表紙に採用されてもいるランモドキだ。ハナカマキリと食虫植物を合わせたような生態が面白いし、見た目のインパクトもある。

 

平行植物 新装版

平行植物 新装版

 

 『鼻行類』と並べて語られることが多い『平行植物』だけど、こっちは不思議な存在と触れ合った人々からの聞き取りレポートといった感じなので、結構テイストが違う。どちらかというと『蟲師』の蟲とかのが近いかも。個人的に日本語版だと平行昆虫の「Artisopteron」の和訳に「ザトウムシ」っていう実在の節足動物の名前を当ててるのが気になったんだけど、なにか理由があったりするんだろうか。