メモ帳用ブログ

色々な雑記。

マグメルだと人類とエリンは侵略者と原住民だから、主人公のヨウがエリンの側に肩入れするのはわかる。人間からするとエリンが野蛮に見えようと、人間にエリンの生活を脅かす権利はない。エリンには侵略者を排除する権利がある。またエリンは人を食うこともあるけど普段は食べない。
逆に、因果限界をくぐって人界に来て人間を食ったエリンを、ヨウが救助依頼遂行のために大量に殺したのも当然だと思う。
でも日月同错の屍者は、人間の死体が蘇ったアンデッドである上に、他の生きた人間を食わないと生きていけない。おまけに大抵は徐々に人間性が崩壊していく。屍者が人間の村落を勝手に根城にして事実上の侵略を行うことさえある。屍者が人間を野蛮だと見下したとしても、屍者の人間性が消失しているだけだ。屍者、特に人間を食らったことのある屍者に容赦をしてやる余地はないように思う。侵略者の排除は正当防衛だ。
ただし一般論として侵略者が強大な場合は真っ向からぶつからないほうが賢明かもしれない。また侵略を最小限に食い止めつつ交易を持てるなら利益のほうが勝る場合もある。日月同错の主な舞台はまさにそういう状況の清末だったりもする。でも自分は帝国主義は悪だと思う。