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色々な雑記。

中文版をざっと読み直したところ、屍者の運命的なものについて言及するときは運命や天命などの「命」が入った言葉は使わないようになっているみたいだ。屍者には命がないから当たり前といえば当たり前。その代わりによく使われる言葉が「天意弄人(天の意思が人を弄ぶ)」や「造化弄人(創造神が人を弄ぶ)」。屍者は死人なので人ではある。
道教には「我命在我不在天」という言葉がある。我が命は我に在り、天に在らず。中国は基本的に「天命」を尊ぶ文化だけど、一方で仙人になって「天命」を超越するという思想もある。もしかしたら法師(求法者)の本命には、天命でない自分本来の命という含みがあるのかもしれない?
ところでこの「造化弄人(創造神が人を弄ぶ)」という言葉はマグメル(拾又之国)のテーマにもなっていると思う。マグメルの意識は伝承が正しいなら創造神。構造者の構造能力はマグメルから授かったもの。ヨウ的な存在が3人いる理由は1つの本当の世界と2つのダーナの繭(想像之国)があるから。ダーナの繭(想像之国)の構造者はマグメルの意識。この構造が解き明かされれば謎も解けるはずなんだけど、まだ情報が足りない。