メモ帳用ブログ

色々な雑記。

魔人探偵脳噛ネウロドーピングコンソメスープの話、犯人が食の千年帝国を目論んでるあの話もそうだけど、美味しいとか、面白いとかはそれ自体が素晴らしいものだ。成功を呼ぶとかためになるとかの付加価値をつけすぎると、かえって素晴らしさの本質に失礼になることがある。
日本のフィクションで適度に魅力的だけど躊躇なく叩きのめせる悪を出そうと思ったら千年帝国とかのナチス*1中二病要素が使いやすい。古くは宇宙戦艦ヤマトデスラー総統。
戦国時代の武将だって自分たちがただの野蛮人でないことを示すために茶器やらに国に相当する価値をつけて奪い合っていたわけで。見栄とかの不純な動機が透けちゃうと野暮になるけど。

*1:だいさんていこく【第三帝国 Drittes Reich】 1933年1月のヒトラー内閣の成立で始まり,45年5月の第2次世界大戦におけるドイツの敗北によって崩壊した,ナチズム体制の公式の名称。ヒトラーは彼の帝国を,962年に始まる神聖ローマ帝国,および1871年ビスマルクの強力な指導力のもとに成立した第二帝制の後を継ぐドイツ民族による3度目の帝国とみなしたのである。ヒトラーがこのシンボルに飛びついて,宣伝の中心にすえたのは,1923年にメラー・ファン・デン・ブルックArthur Moeller van den Bruck(1876‐1925)という右翼ナショナリストの思想家が同名の書を刊行したときからであったが,このシンボルが中世の神秘主義的な〈千年王国〉思想につながるところがあったこともまたヒトラーを魅惑したといわれる。