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色々な雑記。

宮崎駿監督の『出発点』と『折り返し点』をざっと読み直した。
宮崎監督は1983年に出版された『未来少年コナン』の名場面集『また、会えたね!』のインタビューで「毛沢東にしろ何にしろ、歴史を動かしていこうとするのは悪人だから、ラオ博士は悪人だと思う」と語っていた。ただこれは功罪の両方を念頭に置き、普通の人間ではできないことを成し遂げた人間をあえて悪人と呼んでいる言い方だ。
しかし1994年の漫画版『風の谷のナウシカ』完結後のインタビューでは共産主義への失望をあらわにしていた。そして毛沢東をはっきりと不吉な存在として語っている。
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これは2013年の朝日新聞のインタビューで語っていたのとほぼ同一の内容だ。
ただ1994年のインタビュー以外にも革命家一般について語っていたインタビューかエッセイがあったように思う。『出発点』か『折り返し点』の中にあったのを見逃したか、別の本だったのか。もう少し調べてみる。