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色々な雑記。

下の追記。
誤字修正

■事件の被害者3人は真珠に心中を迫られて自殺した
真珠が参考にしたのは落語・品川心中と太宰治の連続心中事件。
江戸時代の心中で片方が生き残った場合は生き残りに殺人罪が適用された。
現代では心中はほとんどの場合で殺人罪にはならない。生き残りが罪に問われるとしたら自殺関与罪である場合が多い。

ただ、欺罔(ぎもう)(あざむきだますこと)により自殺の意思を生じさせる場合、とくに追死(ついし)の意思がないのに、これを偽って「心中」をもちかけ、相手を自殺させる事案については、通説・判例は普通殺にあたると解しているが、自殺それ自体につき意思を有している以上、動機の錯誤にすぎないから、自殺関与罪にあたるという見解が有力に主張されている。
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もし真珠が被害者に心中を持ちかけて自殺させたのなら、現在の法解釈では殺人罪になる。しかし被害者の方から心中を持ちかけてきたと偽証すれば罪には問われない。太宰治自殺幇助罪で不起訴になっている。
偽証が見破られた場合でも、犯行当時に実は18歳だった(乳児の頃に死んだ姉・真珠の身代わりとして産み出されたため)と発覚すれば死刑にはならない。


■メタ的に考えると首無し死体→入れ替わり
卓斗父(山下良介)の死体とされているものは実は三島正吾の死体かもしれない。
この場合、身元をごまかすためには卓斗母が真珠に協力している必要がある。本物の卓斗父の死体と三島正吾の首は卓斗母が隠した。周防沙菜(1人目の被害者である周防英介の妹)の家の郵便受けにゴミを入れるなどしたのも卓斗母。
卓斗父は現在の真珠の実父かもしれない。
この場合、実の親子と気付かないまま性交し、三島正吾登場後にそれが発覚したことが事件の引き金になった。被害者たちは1人ずつ順番に真珠と交際していたのではなく三股をかけられていた。
卓斗父は真珠が環の娘だと気付いていたが、20歳だと思っていたので自分の娘だとは考えなかった。だがこの真珠が偽物だと気付いた三島正吾に「年の差を考えろ」と言われ、卓斗父は真珠が18歳なら自分の娘である可能性が高いことに思い至った。
環が三島正吾の娘である真珠の死をごまかすために卓斗父の娘である現在の真珠を産み出したのなら、三島正吾と卓斗父の血液型などが一致することを事前に確認していてもおかしくない。
卓斗母は自分の夫が若い女と浮気していた上にその女が夫の実子だと知ってすべてを闇に葬りたくなった。三島正吾のものとされている血痕は卓斗父のもの。卓斗母は真珠に協力する引き換えに自分が夫を刺殺したいと申し出た。この真実を真珠は弟である卓斗に悟られたくない。
卓斗父・三島以外の2人の被害者は事件の真相をごまかすための目くらまし。卓斗父を3人目の被害者にした(実際の死亡順でも周防英介→相沢純也→卓斗父→三島正吾)のも卓斗父が事件の発端であることを隠すため。