メモ帳用ブログ

色々な雑記。

自分はしょっちゅう新海監督のティーチインについて触れているけど、実は自分が見に行ったのは六本木の舞台挨拶を全国で中継した1回と、自分の家の近くの劇場でやった1回の、計2回しかない。だから全国でレポを上げているかたには本当にありがたいと思うし、何度も色々な劇場へ行っているかたは本当に凄いと感じる。
この2回のうちで自分の心に深く刻まれた発言が六本木の舞台挨拶であった。
念のため他のかたの証言も紹介しておく。
@LockLockforLockさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)


新海監督は野田洋次郎さんが作詞作曲した『Tamaki』に言及し


「あなたが嫌いだった」で始まる歌なのに、それがイコール「あなたが大好き」だという意味にしか聞こえなかったと語った。この感じがなんなのか自分も知りたいと思ったとも。
確かに映画の内容を踏まえればそれ以外の解釈はありえない。ただ映画がなくとも、言葉選びと曲調だけでも、表面上の内容と裏腹の確かな愛情が伝わる歌になっている。たとえ結びの言葉である「あなたは光だった」がなかったとしてもそうだ。こういう表現は本当に素晴らしいと思うし、こうした表現ができる野田洋次郎さんは本当に類稀なクリエイターだ。そしてインスピレーションの元となる作品を作った新海誠監督も素晴らしいクリエイターだと心から感じる。