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色々な雑記。

野田洋次郎さんの主題歌カナタハルカに対するコメントが味わい深い。RADWIMPSの新海監督映画の主題歌はどれも聞いている最中はこの歌が一番好きだという気分になれるのが凄いな。今は自分の中ですずめの戸締まりが熱いからカナタハルカが一番好きな気分。
https://www.billboard-japan.com/special/detail/3741

野田:過去二作と比べても、今作のテーマはより大きなスケール感になっている気がして。災いや現代の生き抜き方、親子のことから歴史のことまで、すごくいろんなテーマを語っているけど、最後にじゃあ何を歌うべきなのかと考えたときに、やっぱり鈴芽と草太の物語なんだということを歌いたくなったんです。鈴芽と草太が共に旅をしていく中で、少しずつ関係性を築いていって、最終的に鈴芽が命を懸けて草太を助ける物語なんだと。

 そのあいだに巻き起こるすべてがいろんなテーマを孕んでいるけど、鈴芽はそんなこと関係なく草太に会いたくて、草太を救いたくて、草太がいる世界で生きていきたい。2年間ぐらいこの映画に携わり続けて、無我夢中になっている間に新海さんも元気さんも俺もそこがあやふやになっていたような気がして。だから、最後の最後にひと振り絞りして、そこにまた戻ってこられたのは、うん、よかったです。

RADWIMPS カナタハルカ 歌詞 - 歌ネット
歌詞としては男の一人称だけど、内容は鈴芽→草太だな。
新海監督は作中のほとんどの期間で2人が恋愛関係ではなく戦友だというのを、これまでの作品との差別化もあって、重視しているようだ。確かに映画では2人の恋人としての関係は描いていない。一方、野田洋次郎さんはパンフレットのインタビューでも「最後はこの曲でこの物語は恋愛の映画なんだって提示してあげるのがいいのではと提案したら、納得していただけて」と語っているように、鈴芽が草太と戦友となり、やがて恋を受け入れるまでの話であることも間違いない。