メモ帳用ブログ

色々な雑記。

新海監督映画のキャラだと、すずめの戸締まりではルミ、ミキがよく家出をしていた過去のあるキャラだし、稔も鈴芽の家出に理解を示している。天気の子の須賀も昔は家出少年だったという。確かに昔、半ば通過儀礼として家出が珍しくなかった時代はある。もっともっと昔になると家出という形式は取りつつ、村の通過儀礼として男女ともに家出をして外の世界を知り、帰っていったような時代もある。でもたぶん新海監督の少年時代には既に、自分の親世代の話として家出体験談を聞いたことはあっても、自分は家出したことはないという人がほとんどの時代になるのかな。自分の世代だともう自分の親世代の親世代の家出話を親世代経由の伝聞として知る感じになってしまう。もちろん同世代の知人に家出経験者はいない。新海監督は先輩〜親世代にギリギリ直接家出話を語ってもらえた世代に入るのかな。作品には作者の実感が反映される。今どき本当に突然家出なんてしたら通過儀礼を通り越して洒落にならない非行になってしまう。