第256話(よびだしベルの巻)
という上杉達也から浅倉南への河原での告白は、名ゼリフの多い『タッチ』でも特に有名なセリフ。
『H2』では橘英雄が雨宮ひかりに海辺で
「だれよりも雨宮ひかりが必要なのは、 このおれだ。」
最終話(最初からないのよ)
と、野球では比呂にも自分にも負けたことを自覚した上で告白する。
『H2』には他にも
「おれは、女の子が好きだ! 世界中のなによりも!」
第101話(絶好調だねェ)
という支倉ミキオの明確なセルフオマージュのセリフも存在する。
比呂はいずれも言わない方。
「逆タッチ」をオーダーされたという『クロスゲーム』でも、自分の素直じゃない気持ちが樹多村光からずっとお見通しだったことを線路の前で月島青葉が再確認しての
「やっぱり嫌なやつだ、 世界中で一番―― 嫌なやつだ…」
最終話(世界中で一番)
という独白がある。月島青葉は樹多村光からウソというウソで
「月島青葉が一番好きだ――」
第158話(※第一部からの通算では第168話)(盛り上げようぜ)
と告白されてもいる。
『タッチ』は幼なじみの女の子と両思いの兄がいて、幼なじみに片思いをしていた弟が亡くなって、苦悩の末に兄と幼なじみが結ばれる。
『クロスゲーム』は幼なじみの男の子が気にはなっているけどきつくあたっていまう妹がいて、幼なじみと両思いだった姉が亡くなって、苦悩の末に妹と幼なじみが結ばれる。