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色々な雑記。

さらざんまい六皿目。ノベライズ読了済

一稀の話の一段落。久慈が拳銃で一稀の自己犠牲を阻止し、青いストラップを燕太が一稀に渡し、春河の言葉が一稀に届き、3人のパスが繋がって春河を救出する。

現実的な問題を、現実では解決が難しいからこそアニメ的でファンタジックに解決するっていうの幾原監督の作風。今までの作品では現実とファンタジーの境を意図的にごちゃごちゃにしていたけど、さらざんまいでははっきり分けられているのでわかりやすい。個人的にはすっきりしてないほうが現実に引きずれるから好きだけど、中間地点としては綺麗に決まり過ぎてるくらいのほうがいいのかも。

一稀個人の問題が解決して、人の円の中心になれる性質が示された。これからは3人の問題を解決していくために一稀がみんなをまとめていく展開になるのかな。

ケッピは人間と感情のあり方が違う生物らしい。人間に対し善意はないけど悪意もない。

ラストの一稀の笑顔にエヴァのシンジを思い出した。一稀は外見も声質もシンジと似てる。でも厳密に言えば緒方恵美さんが声優を担当した 劇場版セーラームーンR(1993年)の幼少期の地場衛に似てる。エヴァ庵野監督は劇場版セーラームーンRを見てシンジの声優を緒方恵美さんに決定したのだそう。幾原監督はエヴァ渚カヲルのモデルでもある。