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色々な雑記。

『MASTERキートン』の作者

MASTERキートン』の作者が誰なのかって問題はこのサイトが詳しくまとめている。サイト制作者の推論は置いておくとしても、興味深い証言が多く引用されている。
serifugyakuyunyuu.com

現在販売されている完全版のクレジットは

となっていて、それで決着がついている。
著作権問題が表面化したのが勝鹿北星先生の死後だからか、一時は欠席裁判的に勝鹿北星先生は何もしていなかったという噂が囁かれたりもしたけれど、クレジット上では最後まで脚本に関わったことが認められた。上記のサイトによれば、完全版第11巻に収録されている「壁の忘れ物」の原作を担当したのが勝鹿北星先生であることは、最終回の次号である「ビッグコミックオリジナル」(1994年6月20日号)のインタビューで明言されているそうだ。
この件に関して、勝鹿北星の貢献をなかったことにしようとしたと捉えられる態度を浦沢直樹先生と長崎尚志先生が取っていたのはフェアではないと思う。でも創作業界だとこういう問題は本当によくある話でもある。2人の手がけた作品は面白いものが多いし、そちらを読む時は自分は割り切って楽しんでいる。