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ククテニ文化と原ケルト文化の融合→汎ヨーロッパ性

MASTERキートン』のドナウ川文明について前に自分がごちゃごちゃ書いた記事へのリンク。書き飛ばしてるから気が向いたらさらに清書し直すかも。
tumtum.hateblo.jp
要約と補足。『MASTERキートン』のドナウ川文明っていうのは、ヨーロッパにインド・ヨーロッパ語族が伝わる以前のククテニ文化(紀元前5800年~3000年頃)と、インド・ヨーロッパ語族の1つであるケルト語を使用していたハルシュタット文化(紀元前1200年~紀元前500年頃)が、どちらもドナウ川流域を文化圏としていたことに着想を得たと思われる。
特にククテニ文化の扱いについては古ヨーロッパ(インド・ヨーロッパ語族が伝播する以前のヨーロッパ)の権威であるマリヤ・ギンブタス先生の学説の影響が強い。マリヤ・ギンブタス先生の『古ヨーロッパの神々』や、同時期にロバート・グレイブス先生によって書かれた詩論の『白い女神』を読むと雰囲気はかなり掴める。