脱・食わず嫌い
舞城王太郎先生の小説については、『好き好き大好き超愛してる』とか『ディスコ探偵水曜日』とかのインパクトの強いタイトルや、難解という評判だけ聞いてずっと食わず嫌いをしていた。漫画の原作も手掛けていることやジョジョのノベライズを手掛けたことは知っていたけど、伝え聞く評判は「訳がわからん」だった。でも『ID：INVADED イド：インヴェイデッド』が面白かったので他の作品にも手を出してみた。
まず『この恋はこれ以上綺麗にならない。』と『バイオーグ・トリニティ』をジャンプ＋で無料分読んでみた。上級者向けだった。
そこでメフィスト賞（公募文学新人賞）受賞作でデビュー作でもある『煙か土か食い物』なら初心者向けかもしれないと思って読んでみた。タイトルも良いし。文体は極端な口語調で好き嫌いが分かれるだろうけどスピード感がある。とても面白かった。推理ものというよりは事件ものというかハードボイルドものって感じだけどメフィスト賞は懐の広い推理小説新人賞として有名だからこういうのもアリなんだな。感想は後で書く。
元々電子書籍版は495円 (税込)とお手頃価格のようだけど、今ならセール中で347円 (税込)。お安い。
