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社会の変革期

孫引きになるけど産業革命後のイギリス・リヴァプールの平均寿命。

https://shizuoka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=4410&file_id=31&file_no=1&nc_session=b9ot02633blv6glp2edu39roi4


リヴァプールでは1840年に、上流階級 (ジェントリ、専門職等)の平均寿命は35歳 、商人と富裕な手工業者の平均寿命は22歳 、労働者、日雇い労務者、奉公人階級の平均寿命はなんとわずか15歳であった」 (エンゲルス 『イギリスにおける労働者階級の状態』(上)岩波文庫、210ページ)。

こういう数字って初めに知ったときは驚く。自分は中学の時の先生がいつも教科書から脱線する人で豆知識として教わったんだったはず。

ほとんどの社会変革は最初は庶民に犠牲を強いるかたちで起きる。それでも得をする人はいるし、社会全体の発展という大義名分を振りかざせるから推し進められる。

日本だと、宗教儀式としての人身御供・人柱はほとんどが権威付けのために創作された伝承で、実際に行われたものはごくわずかだったとされている。それよりも明治から昭和初期にかけて、比喩としての人柱(無理な工事や炭坑開発などで犠牲になった人々)にされた人々のほうがはるかに実在が明確で確定した人数も多い。

正直、自分は社会の利益より自分の生活を優先したい。

ところでpdfや本の文章をocrにかけると細かいミスが出るから修正をサボると引っかかりの出る文章になるね。