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色々な雑記。

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这下,
咱不欠你们白家了。
唉!
还是输了,
咱一眼就能从中认出你。
一千年前咱刚可以行动时,就种下的你。
每几百年醒来一次对着你发呆,
发着发着长这么大了…
啧啧…
可 惜,

《日月同错》第八回 千年神通 上-在线漫画-腾讯动漫官方网站 7~8/10

 

(直訳)

これで…
お前たち白家への借りはなくなった。
ああ!
やはり負けた。

一目でその中からお前を見分けられる。
一千年前俺が動けるようになった時に、すぐ植えたお前。
数百年ごとに一度目覚めてはお前を見つめて、
そのうちにこんなに大きくなった…*1
チェッ…
残 念 だ。

 

この部分はセリフだけを読んで、絵は見ず、ストーリーの繋がりも都合よく脳内改変できるなら、木=白家と誤読できる。三眼は白家に愛着を持ちながら死んだと誤解できる。でも演出と合わせて読めば、三眼の独白は比喩でなく作中の現実だとわかる。最初の「これで… お前たち白家への借りはなくなった。」のコマまでは納得した表情をしている。しかし次の「ああ!」のコマで視線が動き、感情も変化する。そして右下の2コマを使って、動いた三眼の視線が一本の木にクローズアップしていく様が描かれている。三眼は一目で自分の植えた木を見分け、思わぬ生への未練を感じた。三眼は第6話で苗木を植えるのが趣味だと語っていた。また、白家を你们(お前たち)と複数形で呼んでいるのに対し、木は你(お前)と単数形で呼んでいる。

それにもし無理に三眼の独白を比喩として捉えるなら、黒山村に白家の子孫を連れ帰って住まわせたのは実は三眼で、黒山村に白家の子孫が住み続けているのを数百年に一度確認し、白小小の両親が白家の子孫だと実は一目で見分けていたが構わず食い、白小小も実は一目で見分けていたが構わず食おうとして、阻止されたら小姑娘(小娘)と呼んで脅迫し、さらに全ては偶然だったと嘘をつき、白小小を復讐に追い込んで、自分の自害を命令させて後戻りできなくさせ、顛末を最後まで見届けられないのを悔やみつつ死んだことになってしまう。これはこれで面白い悪役だけどそういう話ではない。