メモ帳用ブログ

色々な雑記。

フィクションに限らず物語は素材も大切だけど味付けも重要だ。
例えば歴史ものでは、同じ出来事を扱っても味付けの違いによって全く別の作品ができあがる。
戦国時代後期ひとつを取っても、織田を正義とすることも、明智を正義とすることも、豊臣を正義とすることも、徳川を正義とすることも、庶民視点から侍はすべて悪だとすることも、庶民視点から侍はすべて素晴らしいとすることもできる。朝廷や寺社からの視点を描くこともある。
史実を重視する時代ものにも、あえて史実より逸話を重視する時代ものにもそれぞれの良さがある。三国志準拠か、三国志演義準拠か、最新の研究結果準拠か、いいとこ取りか。重視する対象の取捨選択は作品の根幹だ。