2021-06-28 ■ 岩明均先生の父親は和光大学名誉教授の岩城正夫先生だ。分野は考古学や人類学。人間どう視るか〈2〉自己家畜化論 (1984年)作者:小原 秀雄,岩城 正夫群羊社Amazon原始人の技術にいどむ (国民文庫)作者:岩城 正夫大月書店Amazon岩明先生のインタビューによると父親から影響を受けている部分はあるそう。言われてみれば岩明先生の作品からはそうした要素を強く感じる。寄生獣の人間観はホモ・ルーデンスという概念を参考にしていることがわかるし、ヒストリエは古代人の知恵、特に古代人の中でも野蛮人扱いされている人々の知恵にスポットを当てている。鐙のエピソードは印象的だった。