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色々な雑記。


進撃の巨人の終盤では大虐殺が起きる。しかも虐殺を
行うのは絶対悪のような存在ではない。
だが担当編集者のインタビューにあるように、ストーリー全体としてはそれを肯定してはいなかった。克服すべき対象として描写していたといってもいい。
あれだけ注意深く虐殺肯定のストーリーにならないような描写がなされていたのに、虐殺肯定のストーリーとして捉える人がネットだと少なからず存在した。それに対して進撃の巨人は虐殺肯定のストーリーではないと反論する人間もいたし、進撃の巨人は虐殺肯定のストーリーだからけしからんと言う人間も出た。進撃の巨人は安牌でコミュニケーションの潤滑剤に使える作品ではなくなったが、担当編集者のインタビューの通りに、議論全体として虐殺を否定したいというムーブメントが起きたのならそれは好ましいことと言っていいのかもしれない。