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宮崎駿監督の思想はいわゆる反米左翼と通じるものがある。それでも湾岸戦争中はアメリカの掲げる正義に反感を覚える一方で「サダム・フセインはなおいけない」と感じたことを、1993年に発表されたエッセイで明かしている。身びいきで理非を歪めない、これが誠実な態度だと思う。

だが誠実な態度とはどちらにも非がある事実から目をそらさないことだ。宮崎監督はどうしようもない現状を直視するあまり破滅思想に陥りかけたが、堀田善衞先生の意見に触れて落ち着いたそうだ。