メモ帳用ブログ

色々な雑記。

切腹から逃げた用一郎は最期に「自分だけ申し訳ない…」と介錯を拒んで亡くなった。自分を道具として使い潰そうとした先生から逃れて妻とともに人間として生きた日々の幸せさを物語っていて素敵だ。自罰ぶりに切なくもなるけど、いかにも幕末を駆け抜けた侍らしい。
野田先生にとって「汚れ仕事」は月島を語るにあたって欠かせない言葉のようだ。

Q.034 美しさは罪さんより
月島軍曹が格好良くて大好きです。
ストイックなイメージを抱いていますが、 彼はモテるのでしょうか?気になります。

A.034 野田先生より
たくさんの女性からモテるタイプではないですけど、彼のような汚れ仕事を淡々とこなす優秀な部下というキャラは好きです。
例えば『ちびまる子ちゃん』のヒデじいとかでしょうか。血まみれで屋敷に戻ってくるヒデじいが「坊っちゃん、これは私の血ではありません」というシーンがあったような気がします。夢かもしれません。
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繰り返しになるけど、「汚れ仕事」や、理想を信じて尽くしたのにトカゲのしっぽ切りをされたなどのこれからの月島でクローズアップされる部分が用一郎に詰め込まれているのは作劇上意図されたものだろう。
愛する女性との間に海の生物に纏わる思い出の品があるのは月島のうちのいご草ちゃん要素を拾ってるのかな。