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鯉登は最終回時点でも、「マタギの谷垣です」って言って鶴見からインカラマッと子供を人質に脅されて、鶴見の手下として働かされた時の谷垣よりは、よっぽど本心から鶴見の部下だ。負けた時の責任の取り方を巡って姿勢の違いが明白になったから、鶴見からすればもう鶴見の味方ではない。とはいえ、五稜郭でも列車でも鶴見が権利書を手に入れられるように命がけで働いている。土方歳三も瀕死の状態に追い込んだ。もちろんそれは鶴見が権利書を手に入れたら部下たちを守るために使ってくれると信じていたからではあるのだけど。鶴見が単身で満州に飛んで権利書を盾に中央とやり合うつもりだなんて、鯉登は思いつきすらしなかったはずだ。