メモ帳用ブログ

色々な雑記。

月島が谷垣とインカラマッを殺そうとしたのは鶴見から逃げようとしたら2人とも殺せってはっきりとした命令が出ていたからだと思う。もし月島の裁量に任されていたら、岩息は理由をつけて見逃してやったくらいだし、インカラマッだけでも見逃してやろうとするだろう。そうだったら谷垣が大人しく殺されるならインカラマッは逃してやると交渉したはずだ。鶴見は列車ではすでに高跳び以外の選択肢がない状況だったこともあって谷垣と鯉登・月島にとどめをささない温情を示せた。だが谷垣がインカラマッと逃げた時は、隊の秩序を保つためにも、万一を考えた口封じのためにも、2人を殺害するのが合理的な状況だった。鯉登が月島を止めたのは自発的な忠誠でない恐怖で縛った結束には意味がないと考えたことも理由にあるはずだ。また樺太でともに旅をする中で、谷垣は非人道行為から逃げることはあっても、かつての仲間を中央に売るタイプの人間ではないと考えたのかもしれない。