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色々な雑記。

あと芹澤が草太のことを「自分の扱いが雑」だと言うシーンがCMで公開されていたけど


それは震災によって母親を喪った鈴芽も同じで、だから鈴芽は廃校でミミズを封印する際に出会って間もない草太とともに戦う際に、死ぬことは「怖くない!」と言えた。草太の身代わりに要石になろうとした際の鈴芽にもこうした部分は残っていただろう。そんな2人がクライマックスで再会して2人とも生きたいと心から思えるようになる話だったのは良かった。
新海監督のインタビューによれば本作の参考にした作品は魔女の宅急便で、魔女の宅急便が恋愛は出てくるけど恋愛の物語ではないように、この映画も恋愛がメインではないそうだ。鈴芽と草太の関係も恋人関係というよりは戦友みたいなものだという。監督手づからのノベライズでも戦友という言葉が使われており、2人の関係は意図的にユニセックスに表現されている。物語が終わった後2人は恋人同士になるのだろうが、作品のほとんどの部分で2人は「れ、恋愛とかじゃないしっ!」な戦友だ。