メモ帳用ブログ

色々な雑記。

水星の魔女の展開は結構強引なんだけど、前フリはちゃんとあるのに予想外な展開をやってるからエンタメとして楽しい。強引なのにバレバレな展開だとただ安っぽいだけになっちゃうから。アニメの1話という尺とテンポ感を活かしたシナリオだ。
あと、百合のいいところは受け攻めをあんまり気にしなくていいところなんだけど、それでも若干好みは出るわけで、自分はこれまで気持ちミオスレだったんだけど、今回の話で気持ちスレミオになりそう。これから実は呪縛されきっていたスレッタを、実は縛られていたつもりで自縄自縛していただけだと気付いたミオリネがどうにかする展開になりそうだ、という予想込みで。
どうもミオリネの父親は、絶体絶命のピンチの時、妻か自分かのどちらかだけでも確実に生存するために生きられそうな方は助からなさそうな方を見捨てようと約束していて、実際の緊急時にその通りにしたようだ。たぶん2人に子どもがいなかったらそんな約束はしなかっただろうし、約束したとしても実行はしなかっただろう。しかし幼い娘の親としては、両親のうちのどちらかだけでも生き残って娘のもとに帰る道を選択せざるを得なかった。そしてミオリネの父親は言い訳をしないつもりで娘になんの説明もしてやれなかった。あるいは、娘や自分の傷と向き合うのを避けるために言い訳をしないという言い訳をしてしまった。
娘がいるために配偶者と生死を共にできなかった悲しみ、みたいなのはスレッタというかエリクトの母親と共通している。でもその後に選んだ道が正反対っぽい。どう考えてもスレッタ≠エリクトなんだけど、プロスペラは何をやったんだ。