メモ帳用ブログ

色々な雑記。

今月のMIXの感想

走一郎、家の外に女房を2人作る。投馬は今かどうかはともかく、やっぱりどこかのタイミングで兄という壁を超える必要があるみたいだ。明青のエースが投馬であることをお互い再確認して、その上で投馬も家の外のライバルたちに向かっていくことになるのかな。

紅白戦は基本的には大山監督と春夏の親子喧嘩(未満)に乗っかるかたち。なので走一郎が投手・今川が捕手をやってもまだ投馬に本質的な喧嘩をふっかけることにはならずに済む。まだあくまで夏野の突き指による不可抗力の範疇。ただ、投馬には少なからず感じるところがある様子だ。今自分の裏方に徹してもらっている相手が、本当は表舞台でもやっていける人間であることを改めて目のあたりにすることになるわけで。

表舞台の不当占拠といえばかつての二階堂で、投馬も事情を知って折り合いをつけた後は悪感情はなくなったんだろうけど、いい感情は今も特に持ててなさそう。走一郎はバッテリー組んでたり、2人とも父親を亡くすことになったりでそこそこ同情的。エースの座を奪われていた当人が自分でないというのもある。そういう意味ではすでに走一郎からエースの可能性を奪っていたのは投馬と言えてしまう。ただ走一郎は自分に才能があるから捕手をやってるのをわかっていて、今まで抑えていた不満を隠すのをやめた今も自分から進んで投手に転向する気は無いみたい。最近の態度も自分で自分という人間にに納得して落とし所を見つけようとするための試行錯誤という感じ。それでも投馬は兄の可能性を狭めているかもしれないことのプレッシャーについて、考えていなかったというより考えないようにしていたっぽいのもあって、一度直面すると意外と気にしてしまうかも。今の家族のかたちが続くのを一番望んでいるのは投馬で、だから音美に対して芽生えている兄妹以外の感情からも目を逸らしている。

健丈との練習試合で走一郎が投馬にイジワルを仕掛けたところで引きになった時、MIXは全編なあなあで進んでも仕方がないと期待し過ぎないようにしていただけに、ちゃんと対決をやってくれるかもしれないという予感に気分が盛り上がった。だけど投馬はイジワルに気がついてたのに次回でその理由を追及しないまま駒たちの方に行っちゃってウヤムヤにしかけたのを、その次回走一郎が普段の生活での不満を打ち明け始めて更に今回なので、流石の投馬もこれからちゃんとした反応を返してくれるかな。というか、そろそろまともに関係が変化しないと展開を動かすための不可逆的な事故が発生しかねない。あだち先生はイベントの発生に力技を使うのを厭わないので。その分過程と収拾は丁寧にやってくれるけど。